『ROMANCE』

孤独なピエロは血を流したまま
幸せそうな顔で街を行く
だってキミを想ったままじゃ涙が出そうだから
「そうやって人は強くなるんだ」って

キミと離れてから時間が進まない
オレの心はキミを抱いたまま
この部屋に溺れそうさ
今もあのドアの向こうにキミがいる様な気がして
子供みたいな笑顔ではしゃぐ声が響いてた
静けさに耳を澄まし、キミを探す

「愛してる」それだけで
全て分かり合えた様なロマンス
夢の雫、抱き締めて眠ろう
キミの声が永遠に変わるまで

星が見えるとはしゃいだキミは
オレの手を引き夜へ飛び出した
お気に入りの物語と同じ出来事を真似て
運命の様に時を重ねた
過去と未来を見送り、今を繋ぐ橋の上で
瞬きの間口付けて囁くから

「愛してる」それだけで
全て分かり合えた様なロマンス
夢の雫、抱き締めて眠ろう
キミの声が永遠に変わるまで

泣き出しそうな時も光は心を照らす
消えて仕舞いそうな闇に優しいキスを

薔薇の花が窓辺で枯れていた
いつの間にか何かを失う様に
例えばオレがまだ若くキミが大人だったら
二人ははまるで太陽と月 決して一つにはなれない
最後のキミはどんな泣きそうな顔して
想い出詰まるこの部屋を出て行ったのかな
「愛してる」溢れ出す涙を止められずに
今此れよりどんなに世界が過ぎ去っても