『APRIL SNOW』

四月まで残る雪は僕の気持ちと同じさ
日差しに照らされキミを引き止めたいと泣いてる

笑ってて欲しいと願う、キミに優しい言葉も
言えずに最後の夜を越えようとしている

眩しくて見えなかったキミの夢

お互いが同じだけ傍にいたいと願えば
それは世界で一番簡単に叶うと思ってた
キスなんていらないよ
ただ時を止めたい

四月まで残る雪
溶け落ちた欠片は僕
白肌から零れた
色を無くした液体

寂しくて滲ませてたキミの愛

もしも許されるならこのまま離れたくない
冗談でも言えたならいいのにね
他の言葉が空回り
キスなんていらないよ
ただ勇気が欲しい

「キミに出逢えて良かった。心からそう思う
次に見れるキミの笑顔。・・・楽しみに待ってるよ」

キミが旅立ち、溶けかけた雪に新たな雪が降り注いだ
それはとても寒い真夜中、キミのいない初めての夜