『心に花束を』

秋の沈黙に生まれた蕾は
言葉を無くし
風に揺られ土で遊ばれ
キミには聴こえずに
キミを呼ぶ声が
キミには感じられずに
キミに触れる何かを

滴は鮮やかさを映し出す
繊細さは刹那を纏う

心にそっと花束を
涙は拭き消して
愛のよおな温もりを
飾らない瞳で
ずっと・・・

吐き出す痛みを共に分かち合おう
キミを失う事以外怖くはない
街が白く染まる頃
キミの家に遊びに行ってもいいですか?

心にそっと花束を
涙は拭き消して
愛のよおな温もりを
飾らない瞳で

現実的なシチュエーションに
夢の言葉はかき消されるけど
それでもキミの瞳に愛を感じない事はない
キミの愛に安らぎを感じない日はない

心にそっと花束を
涙は拭き消して
愛のよおな温もりを
飾らない瞳で
ずっと・・・

雨より風より空より雪より
優しい響きでキミを包み
螺旋に弾かれ永久を探そう
最後の季節にキミだけ愛しい