『一途』

あなたの事が好きで
どうしようもなく好きで
泣き出しそうになったらどうすればいい?
奮える指で書いた
サヨナラを今も悔やんで
想い出に微笑うその声に耳を澄ます

真冬に咲いた向日葵は
そこにいちゃいけないの?
判らない事の全てを教えて欲しい
…好きだから
嫉妬するあなたの想いが
何より愛しかった

あなたの声に包まれ
あなたの指で触れられ
裸になる事は優しくて
その後で甘いキスを
それからの二人に未来を
ボロボロになっても
あなたとなら怖くない

真っ白な部屋にそよぐ
蒼い星座のカーテン
まだ眠るあなたの頬に
一人占めのキスを
雪が降る、あなたの瞳に
駆け出した最後の季節へ

思えばすぐに泣き出して
困るあなたを包めずに
大切なその手を何度か放そうとした
それでもあなたは優しくて
私の全てを受け止めた
二人だけの未来を大切にしていたのに

変わらない日々を信じて
今無くした多さに気付いた
それでも少しだけ心が温かいのは
愛した事を愛せるから

あなたの想いは途切れ
壊れた私の心は
それでも何かを信じようと必死だった
一途になれて良かった
一度は確かに出会えた
これからは違う永久の続きを探して

あなたの事が好きで
どうしようもなく好きで
泣き出しそうになったらどうすればいい?
奮える指で書いた
サヨナラを今も悔やんで
想い出に微笑うその声に耳を澄ます

もうサヨナラを言わなきゃ